地図記号

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地図記号は、小学校3年生で学習しますね。たくさんあって覚えるのが難しい! そう思ってしまうかもしれません。でも、子供も大人もだれでも地図が必要なときがあります。その時に文字ではなく記号ばかりの地図でも読むことができれば、どこに何があるのか、すぐに見つけることができるのです。

地図記号はいくつあるの?

地図記号は、2006年に新しい2個の記号が追加されて、全部で161個あります。すべてを小学生のときに習うわけではありません。中学校でも勉強しますし、大人になってから特別な時にだけ使う地図記号もあります。

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地図記号の起こりは?

皆さんが、いま地図で見ることのできる地図記号は1986年に決められた記号です。それまでも、ほとんど同じ地図記号が使われていましたが、作った人によってバラつきがありました。明治時代頃からくわしい地図が作られるようになり、地図記号もだんだん増えていったのです。現在は、日本の中で統一することで、誰が見ても同じ地図を作ることができるようになりました。けれど、『必ず地図に地図記号をいれる』という決まりがあるわけではありません。

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地図記号はわかりやすい形

地図記号、テストがあるから暗記しなきゃ! そんな風に思うと難しくなってしまいますよね。でも、由来があって地図記号はそのものの形を表していることがほとんどです。たとえば郵便局は、郵便ポストに書いてあるマークと同じものです。果樹園はリンゴの形。そう、それが地図記号の成り立ちなのです。すべてのマークに意味があって由来もあるのです。それを知ると、地図記号を覚えていくのも楽しんで、簡単に覚えられますよ。

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地図記号は戦いのための記号でした

昔は、携帯電話やインターネットなどが無く、簡単に情報を知ることができませんでした。明治時代や昭和時代、日本が外国と戦っていたときに地図記号の元が、でき上がっていたのです。どうやって戦っていくのか、どこに武器を置いておくかを地図の上に記号を書いていました。暗号のようなものです。敵に知られたくない秘密の事を暗号や記号として表していたのは、日本だけではなく外国でも同じようにそれぞれの文字がありました。地図があるから、記号をつけるというのは、あたりまえのように行われていたのです。

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なぜ地図記号が必要なの?

日本はとても広いですよね。世界の国の中で見ると大きさは60番目ですが、日本に住んでいる人は1億2千万人よりも多く世界で10番目なのです。たくさんの人が、それぞれの地図を作ってしまうと、他の人には読めない地図になってしまいます。地図には色々な大きさがあるのを知っていますよね? 日本全体の地図、県の地図、町の地図とどんどんくわしい事が書かれていきます。そのとき、文字で○○市役所、△△学校と全部の名前を書いていくと、土地の形が見えなくなるほど文字ばかりになってしまうので地図記号を使っているのです。みんなが一緒の地図を使うことが目的となって地図の作り方や、地図記号の書き方を同じにしよう! と考えたのですね。学校や警察署など、生活する時に必要な場所はたくさんあります。災害が起きたときの避難所にもなる場所は特に大切なので、わかりやすいように地図には記号で表しているのです。

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地図記号を作ったのは誰?

現在、使われている地図記号は『国土地理院』から出されている地図(2万5千分の1地形図で100mが4mmであらわされています)に書かれているものです。それ以上、詳しい地図であれば、範囲が限られてしまいますが文字を書くことが出来るので地図記号は用いません。もっと大まかな地図だと、地名を書いただけで地図がうめられてしまいます。2万5千分の1の地図が全体の市や町がわかりやすく、地図記号を使うための大きさにぴったりなのです。

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特別な地図記号!?

地図を買ってきて…見たことの無い地図記号がある! と思うことがあるかもしれません。地図記号は、黒色か赤色で示されることになっています。でも、ガイドブックやドライブマップなどでは、他の色になっていたり、教科書にはのっていない地図記号がたくさんあったりします。駐車場の[P]は、地図記号ではありませんが、皆が良く使う記号としてあたり前のように地図に書いてあります。それから、生活に必要なコンビニはお店のマークで書かれていることが多いですよ。地図を見やすく、わかりやすくと考えられえて作られたのです。わからない記号が本にのっていても、ちゃんと本のはじめの所に記号の意味が書いてあるので、確認してみてくださいね。

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